常念岳から蝶ヶ岳へ 前編

2017年9月の記事になります。
 
本格的な登山としては初の北アルプスだった、
7月の燕岳山行。
 
素晴らしい眺望を期待していたものの、山頂付近はガスだらけで槍穂どころか何も見ることができずに残念ながら下山となりました。
 
そんな中、皆さんのブログで絶景写真を見ていると、
どうしてもこの目で見てみたいという想いが強くなり・・・、
 
再び北アルプスへ行くことにしました!
 
目指す先は、常念岳蝶ヶ岳
うぅ~、どちらも魅力的だなー。
両方行きたいなー。
ええーい、ならば両方行ってしまおう!
 
と、いうことで、初めての本格的な縦走をすることになりました。
体力がもつか心配だけど頑張るぞー。
 
9月2日(土)
AM 7:50
 
前日の夜に愛知を出発し、高速のサービスエリアで車中泊したものの、案の定ほとんど眠れず。
そのくせ朝起きてからも準備が遅いので。
予定の時間よりも遅れて三股登山口に到着。
 
まぁ、今日は小屋に泊まるから大丈夫だよね。
 
と、いうワケで前置きが長くなりましたが、いざ出発。
登山口を入るとすぐに蝶ヶ岳との分岐があります。
 
 
常念岳まで7.1キロ・・・
遠いやーねー。
 
樹林帯は序盤からとにかく急登が続きます。
 
あちこちに生えているキノコに怯えながら(笑)、
樹林帯の中をひたすら進みます。
 
延々と続いた樹林帯をやっとこさ抜け、
この梯子を上ると、、、
 
どーーーん。
ここからは、エンドレス岩岩王国が待ち構えていました。
しかもヘンタイ激登り。
晴れていれば、常念岳から蝶ヶ岳への稜線が見えるそうなんですが。
ガスガスで視界は真っ白。
気が滅入る。
 
なんじゃこりゃ~
見上げると岩。
左を見ても岩~~
右を見ても~、もちろん岩~~
そして再び見上げてみる、、、
めっさ、岩~~~
もうい~~~わ(岩)
 
・・・・・・・。
 
ねぇねぇ。
アンタ、その足上げる元気どっから来るのさ。
えーっと、もしや岩岩王国の王様ですか。
PM 1:15
避難小屋到着
 
避難小屋にはお手洗いはありません。
 
ちなみに山頂にもなく、小屋まで行かないとありませんのでご注意を。
避難小屋を越えると前常念岳です。
 
PM 1:35
やっとこさ、前常念岳(標高2,662m)に到着。
 
ここからも引き続き岩場ですが、傾斜はさっきまでと比べると
緩やかになり、稜線歩きが始まります。
それでも、すでに足がかなり痛い私は徐々にペースが落ちてゆきます。
次第に旦那どんとも離れてゆき、ついに姿が見えなくなりました。
花も咲いてないし、辺り一面ガスガスで何も見えないし、おまけに他の登山者の姿も見当たらない。
 
あぁ・・・心がポキッと折れちゃいそうだよ。
と、ひとり嘆いていたその時、、、
なにやら近くで鳥の鳴き声が聞こえてきたので見てみると、、、
 
ん?もしや?
あ、あ、あれは!
ら、らいちょうではないの~!!
 
ハイマツ帯の中に三羽の雷鳥がいました。
初めて見ました。
 
そしてさらにミラクルが。
雷鳥たちの近くになんと、今度はオコジョが出てきたのです。
 
ちょっと何この奇跡のコラボ!
ヤバイ!!
写真に収めなくては。
あ゛ーーーーーっ。
しまった。
こんな時に限って旦那どんにスマホを預けてた。
 
『おーーーい』
岩の上に向かってダメ元で呼んでみる。
 
『シ~~~ン』
声届かず(泣)
 
仕方なく写真は諦めました。
でも、こんなミラクルに遭遇したおかげで、なんだかパワーが湧いてきました。
よーし、山頂まで頑張るぞ。
 
そしてついに、
PM 3:40 
常念岳(標高 2,857m) 登頂~
 
長かった・・・。
 
しばらく山頂で待ってみましたが、ガスは晴れてくれませんでした。
さぁ、今宵の宿、常念小屋へと向かいましょう。
小屋までまだ一時間近くかかるみたい。
 
今度は岩岩の激下り。
もう太ももにふくらはぎにアキレス腱まで痛い。
膝はまだなんとか大丈夫だけど。
 
所々に不安定な石があるので、注意しないとバランスを崩して危険です。
そして明日はまたここを登るのか。
ヒーヒー言いながら石坂を下りていると、少しずつガスが晴れてきて。
常念小屋が見えてまいりました。
やった~、あともう少しだ。
 
PM 4:50 常念小屋に到着。
荷物を置いて外に出てみると、
さっきよりもガスが晴れてきていました。
 
そして雲の切れ間から、、、
ツンツン頭をしたあれは!!
初めて生で見ました。
明日はなんとか晴れて絶景が見れますように。
 
土曜だからか、小屋はほぼ満室状態で、到着が遅かった私たちは
三階の屋根裏ゾーンに案内されました。
 
夕食はハンバーグを美味しくいただきました。
今日はかなり頑張った自分へご褒美をと思い、
手ぬぐいを買おうとしたらまさかの売り切れでした。
バッジは買ったけどね。
こうして長かった一日目が終了。
明日の快晴を願って、床に就きました。
後編に続きます。
 
 

燕岳 その②

2017年7月の記事です。
 
7月17日(月)燕2日目。
 
前日の夜は雨が降っていたので、
ご来光は無理かなーと思いながらも、
淡い期待を抱いて3時半に起床。
窓の外を覗いてみたけど、やっぱりガスガスで何も見えませんでした。
 
れから起きて、トイレに行こうと廊下へ出てみると、4時からの朝食にすでに長蛇の列が別館の方までできていました。
(朝食は4部制で先着順のため)
 
 特に急いでいるワケではないので、
私たちは並ぶのをやめて、最終の部まで待つことにしました。
 
ご来光は見えなかったけど、
東の空には太陽が見えました。
いいお天気になりそうです。
 
さて、
朝食を待っている間にお化粧でもしようかな~と、鏡を見た瞬間…
ぎゃーーっ!!何これ、、、
おでこが虫に刺されて赤く腫れてる!
しかも4ヶ所も。
どうやら気付かないうちにブヨの集中攻撃にあっていたようです(泣)
 
次第にジワジワと痒みも出てきて、、、
テンション下がりつつ、朝食を済ませました。
AM7:10 下山開始
 
さて、たくさんのお花を見ながらゆっくり下山しましょ〜
(おでこ痒いけど
あ、コレは覚えました!
 
 
下山中もとにかく虫が多かった。
顔の周りをずっとブヨが飛び回っていて、
またしてもブヨの餌食に、、、
 
フェイスカバーを付けていたのにもかかわらず、
さらに数か所刺されてしまいました。
友達も首や背中を刺されて赤く腫れています。
私たち、マーキングでもされたのだろうか。
 
立ち止まると虫がすぐに近づいてくるので、
休憩もロクにできず、急いで下山し、
とりあえず、持っていたかゆみ止めを塗ってなんとか凌ぎました。
 
 
その後はお昼を食べに、
安曇野にある『胡蝶庵』へ。
こちらのお店はお茶屋さんなんですけど、
カフェが併設されていて、お茶を使った料理や抹茶スイーツなどが楽しめます。
私は玉露のペペロンチーノをいただきました。
美味しいけど、辛いのが苦手な私にはちょっと辛かった。
 
食後には、高さ30センチある抹茶パフェをみんなで食べました。
中には私の大好きなわらび餅も入ってる~。
このパフェ、こんなにボリューミーなのに税込700円なんです。
空腹も満たされて、八ヶ岳方面へ向かうことにしました。
今回の八ヶ岳のお目当ての一つが、
この日の宿泊先であるオーベルジュの、J & N さんです。
皆さんのブログでも度々登場していて、ずっと泊まってみたかったんですよね。
 
こちらの駐車場では、今度はたくさんのアブたちがお出迎え。
十匹以上車にくっついてきて、降りるに降りられない。
恐るべし、夏山の虫、、、
アブも咬むらしいので、気を付けないと。
 
山小屋ではほとんど寝られなかったこともあって、ここへ来て一気に眠気が来ました。
ひとまずお風呂に入って、早めに夕食をいただきましょ〜と、1階にあるレストランへ。
 
友達は、ブロ友さんたちオススメのグリーンカレー
私はカルボナーラをいただきました。
クリームが濃厚で美味しかった~。
レストランにあった雑誌で、お花の勉強したり(笑)
お散歩したり。(夕景もステキ
みんなのアイドル犬、マロくんと戯れたり。
インスタにでも載せるような写真を撮ってみたり(笑)
 
こうして2日目は終わっていきました。
そして翌朝、3日目。
 
 
この日は、天狗岳に日帰りで登るか、白駒池周辺の散策をする予定だったのですが、
またしても、洗面台の前に立ち、鏡を見ると、、、
ブヨに刺されたのはおでこのはずのに、
今度は左まぶたまで腫れあがってきて
お岩さんみたいになってきてました。
 
もうこんなんじゃ、登れない。
今回は断念してこのまま帰ることにしました。
とりあえず、皮膚科行こ、、、
 
今回、せっかく八ヶ岳まで来たのに、
どこにも登れずに帰るのはすごく残念だったけど、J&Nのオーナーの奥様の笑顔に癒やされ、美味しい料理をいただけただけでも、はるばる来た甲斐がありました。
 
そして、前々から憧れていた北アルプスの女王様は、やっぱり素敵でした。
燕山荘の前から見た、あの夕焼けは
一生忘れません。
 
今度はあの奥の世界にも足を踏み入れてみたいです。
いつか、槍ヶ岳にも。

燕岳 その①

2017年7月の山行記録になります。
 
7月16日(日)
海の日三連休ド真ん中。
 
夜中に出発すると宣言しておきながら、結局自宅を出発したのは4時でした
 
AM7:30
案の定、中房温泉にある登山駐車場は満車。
道路脇にもびっしり駐車されていたので焦りましたが、なんとかギリギリ一台分のスペースを確保できました。
 
AM8:00
中房温泉の登山口よりいよいよ出発です。
 
合戦尾根ってどれくらい急登なんだろう?
ワクワクしながら進みます。
あっという間に第一ベンチ到着。
皆さんから聞いていたように、この先もちょうど良い間隔でベンチが置いてありました。
 
そしていつものように、苦手なキノコに細心の注意を払いながら登っていると、、、
『ぎゃーっ!なんか生えてる!!』
ギンリョウソウでした(笑)
 
みなさん、ごめんなさい。
私の中ではこれはもうキノコと同じくらい気持ち悪いです。
正面から見ると目玉みたいになってるし。
 
荷物はずっしり重いけど、平坦な道では
余裕しゃくしゃくのポーズ(笑)
 
三大急登来たか〜!
でも最近の練習の甲斐があって?
思ってたよりも大丈夫でした。
疲れた〜って思う頃にはちょうどベンチもあるし。
半分ちょっと登ってきました。
 
だんだん暗くなってきて、
いつ雨が降り出してもおかしくない空に。
 
1:25
合戦小屋到着。
 
 
雨が降り出す前にをちゃちゃっとオニギリを食べることにしました。
 
それにしても、虫が多いのが気になります。
ここで昼食をとる人が多いからか、追っ払っても纏わりついてきます。
 
合戦小屋といえば、名物のスイカ〜。
食べたかったけど、、、
残念ながら寒くて食べれませんでした。
そうこうしてるうちに、
ポツリポツリと雨が降ってきたので、
レインスーツに着替えます。
 
合戦小屋を出たら、燕山荘まではあと1時間くらいかな。
雨が降ったり止んだりしてます。
 
そしてついに稜線の先に燕山荘が見えました。
でも、ここからは団体グループがいて渋滞してました。
うーん、少し進んでは止まる、、、
何で?
 
列の先頭を見てみると、
引率者らしき方が、度々止まっては、お花の説明をしてるではありませんか。
私たちのすぐ前を歩いていたカップルが痺れを切らして、団体を抜き始めたので、私たちも着いていくことにしました。
 
PM12:40
燕山荘に到着〜
 
この燕山荘が槍方面への分岐点になってるんですね。
 
燕山荘前にある山男の石像。
畦地梅太郎さんという、有名な版画家の作品だそうです。
この何とも言えない表情がちょっとオモロイ。
 
あちらはテン場。
上から見ると小さな集落みたいでなんかかわいいね。
 
女王様のご機嫌が良くなったのか、
山頂までの視界も良好。
 
部屋に荷物を置いて、
雨が降っていないうちに山頂まで向かうことにしました。
 
たぶん初めて見ました、コマクサ。
あなたもかわいい女王様だったね。
 
誰が見ても分かる、イルカ岩。
こっちはあまり伝わらない、めがね岩。
 
燕山荘を出発して、30分ほど。
 
ついに燕岳、登頂〜!
雨は降ってないけど、強風です。
 
山頂から見た北燕岳。雲がかかってて見えないけど、奥には立山剱岳が見えるようです。
 
さてさて。
燕山荘に戻ってきたら、喫茶室で
お待ちかねのコーヒーブレイク。
 
ここはやっぱり、ケーキセット食べるよね〜
 
苺とブルーベリーのタルト美味しかった。
他にはベイクドチーズケーキモンブラン、リンゴのケーキもありました。
 
山の上なのに、下界と値段があんまり変わんない。
なんて良心的なの〜
 
夕食の時間まで、喫茶室でまったりと過ごしました。
 
夕食は小屋の到着順に決められていて、
私たちは三回目のPM5:50でした。
 
メインメニューは、鯖の煮付けと鶏肉でした。
ご飯、味噌汁はおかわり自由になってます。
ボリュームたっぷりだし、手が込んでいて、どれも美味しかったです。
 
食後には、オーナーさんから燕岳のお話と、ホルンの演奏をしてくださいました。
 
夕食後に外に出てみたら、
雲の隙間からこんなに素敵な夕焼けが見えました。
 
部屋に戻り、寝るにはさすがにまだ早いので
小屋の中を探検しました(笑)
 
売店にはTシャツやここにしか売ってないグッズがずらりと並んでます。
コマクサのバンダナ、めっちゃかわいい〜。
手ぬぐいも素敵。
あっ、やっぱりまずは山バッジかな。
と、売店の前をウロウロ(笑)
 
ヤバい、欲しいものがありすぎて困っちゃう。
 
散々悩んで、山バッジとポストカードを買いました。
ポストカードは海外に住んでる友達に手紙を書きます。
 
こうして一日目は終了しました〜。
二日目に続きます。
 

小秀山登頂ならず

2017年7月の記事になります。

 

7月8日(土)晴れ時々くもり

 
 
今年の夏の楽しみの一つである、
燕岳登山がいよいよ来週に迫ってまいりました。
 
燕岳は北アルプス入門の山とも言われており、
北ア初心者でも安心して挑める人気の山。
 
そんな燕岳で気になっているのが、
北アルプス三大急登と呼ばれている『合戦尾根』です。
 
登った人のブログを読むと、
『急登が延々と続いてキツかった』
と、いう声もあれば、
『三大急登というわりにはゆるい』
と、いう声もあり、
私の中では、昔登った木曽駒ヶ岳の八丁坂のような急登を想像しているんですが、実際どうなんでしょうか。
 
とりあえず、練習あるのみ!かな。
と、いうことでやって来たのは、
岐阜県中津川市と長野県木曽郡王滝村にまたがる、標高1,982mの
『小秀山』です。
(*日本二百名山、およびぎふ百山に選定されています)
 
AM9:50
 
かなり遅くなりましたが、
乙女渓谷キャンプ場の管理棟横にある二ノ谷登山口よりいざ出発。
 
 
なんでも二ノ谷登山ルートには
ヘンタイ急登(笑)があるようなので、
楽しみです。
 
暑いけど、元気に行ってまいりまーす。
 
渓流の音を聞くだけでも涼しくなります。
水がすごく綺麗で気持ち良さそ~。
 
最初の方は、立派に整備された遊歩道を歩きます。
 
まるで南の島の海のような透明度に、しばし感動。
滝の横の遊歩道を歩きます。日陰で涼しい。
碧水湖。
名前のごとく、コバルトブルーが綺麗です。
 
遊歩道を歩いていると、突然現れた土砂崩れ現場・・・
遊歩道が埋まってる、、、
 
ここも遊歩道のすぐ手前まで土砂が迫ってきてます。
 
ねじれ滝。
木がちょっと邪魔だけど、確かにねじれてる。
 
たくさんの滝を見ながら、整備された遊歩道を歩く。
登山というより、滝巡りのハイキングだね。
滝の流れる音が心地よくて癒されます。
 
夫婦滝の男滝。落差80メートルだそう。
逆光なのが残念だけど、すごい迫力です。
 
この辺りから、いよいよ急登が始まりました。
 
さっき下から見ていた男滝。
滝を上から見ることってなかなかないですよね。
絶叫ウォータースライダーみたい。
 
あれ?子滝?お母さんは?
どうやら夫婦滝の女滝を見るのを忘れたみたい。
 
子滝。
涼しいしテンション上がるね。
 
だいぶ上のほうまで登ってきました。
空も綺麗。
 
そしてそして、ついに現れましたヘンタイ急登の『カモシカ渡り』。
今回コレが楽しみではるばるやって来たと言っても過言ではありません。
木の根っこがうねうね。
なんじゃこりゃー!
と言いつつ、楽しい。
激登。うねうねを登ると、今度は垂直やん。
 
カモシカ渡り』をよじ登った先に待っていたのは、絶景でした。
そして頂上が姿を現しました。
まだまだ遠いな、、、
 
この時点ですでに13時。
お腹が空いたので、ここでお昼にしました。
 
ブロガーさんの中で流行ってる(?)ぐるぐるソーセージが売ってなかったので、フツーのフランクフルトを直火炙り。
あれって、スーパーに売ってます?
 
昼食を済ませ、
またこんな急登を登ること20分ほど、、、
 
兜岩に到着。
 
鎧と兜が離れすぎー!
 
地図を確認すると、山頂まではこの兜岩から
1時間ほどかかるみたい。道は緩やかになるみたいだけど。
うーん、、、どうしようかな。
 
今回、どーしても下山後に行きたい場所がありまして。
この後山頂まで向かったとして、
下山時間も加味すると、そこに行けなくなる可能性が高いな、、、。
 
よし、下山しよ。
今回はこの兜岩をピークとすることに決めました。
 
山頂じゃなくてもこんなに素晴らしい眺め。
私はしゃがんでイェーイ。
 
分岐点まで戻ってきました。
下りは三ノ谷ルートを使います。
 
笹の葉をかき分けながら、ジャングルのような道を進みます。
 
この前覚えたコアジサイがたくさん咲いてました。
 
PM4:05
乙女渓谷駐車場に到着。
 
これなら私が行きたいお店になんとか間に合いそう。
 
乙女渓谷から車で20分ほど。
意外と近い下呂温泉
 
 
さすが土曜日。
多くの観光客で賑わっていました。
 
そして私が登頂を諦めてまでして、
来たかったのがコチラ。
 
17時には閉店してしまうので、
ギリセーフ。
 
飛騨牛あぶり寿司、3点盛り。
舌の上でとろけちゃうよ。
 
さて。来週はいよいよ北アルプス入門してきます!
 
あ〜、どうかお天気に恵まれますように

 

バースデー山行

2017年8月の記事になります。

 

三十何回目の誕生日。

 

今年はどこかへバースデー山行しようと前々から決めていました。

 

とは言ったものの、う~ん、どこに登ろうかな・・・、
やっぱ富士山
 
でもシーズン真っ只中だから混んでるだろうしな・・・
 
最終的には八ヶ岳南アルプスで迷い、『てんきとくらす』を
毎日チェックし悩んだ結果・・・、南アルプスに決定。
 
台風が接近していたこともあり、ちょっと心配だったけど、
この日なら影響はなさそうです。
 
今回は山小屋には宿泊せず、日帰り登山の予定。
 
全国にある駒ヶ岳の中でも最高峰となる甲斐駒ケ岳か、
はたまた南アルプスの女王と称されている仙丈ヶ岳か、
二つの山のどちらにしようか再び悩みました(笑)
 
 
とりあえずは、AM6時05分のバスに乗るため、
4時に起床し、ホテルを出発。
 
AM 5:35 仙流荘駐車場に到着。
 
さすがハイシーズンの日曜日。
バス停にはすでに長蛇の列ができていました。
予定時刻にちゃんと乗車できるのか心配でしたが、
臨時運行されていたおかげで待ち時間も少なくて済みました。
 
6月下旬から11月上旬まではマイカー規制があり、
登山口のある北沢峠までは50分ほどのバス移動になります。
 
ん~~っ、朝陽が眩しい。
天気良さげなんじゃない?
 
AM 6:50  北沢峠到着。
 
甲斐駒か仙丈か・・・
 
バスの移動中もまだ迷ってました。
甲斐駒ケ岳仙丈ヶ岳も北沢峠に登山口があります)
 
調べてみるとコースタイムと標高差はどちらもたぶん同じくらい。
 
ならば、先日北アルプスの女王様に会いに行ったので、
今回は南アルプスの女王様にご挨拶に参りましょうか。
 
AM 7時 出発
 
最初は苔の綺麗な樹林帯をぐんぐん登っていきます。
 
木漏れ日が眩しいけど、清々しい朝ですな。
登り始めて30分ほどで2合目に到着。
 
前日はしっかり寝たし、なんせ誕生日なので朝からご機嫌です。
傾斜は緩やかだったり急登だったり。
危険な箇所もなく歩きやすいです。
登山道は所々でやや渋滞気味。
 
4合目に着く頃、少~し虫が気になり始めました。
先日のブヨの襲撃がトラウマになりつつあり・・・
 
『ぼうちゅうネット~
これでもう怖いものはありません
なんだか黒子になった気分(笑)
 
でもコレ装着してる人、一人もいなかった。
 
AM 8:30  5合目(大滝ノ頭)
 
ここから小仙丈ヶ岳を経由して山頂に向かう小仙丈尾根ルートと、
藪沢小屋~馬の背ヒュッテ経由で向かうルートに分かれます。
ほとんどの方が展望の良い小仙丈尾根へ向かうので、
私たちは人の少ない藪沢小屋ルートで向かうことにしました。
 
ウサギギク?と、ヨツバシオガマ?なのかなぁ
 
ヤマガラシ?と・・・分かりません
 
高山植物は多種多様で難しいです。
 
上に登るにつれて、だんだんガスが出てきました。
AM 8:55 藪沢小屋
無人の小屋のようです。
 
ここから山頂までまだ2時間もかかるのね
 
AM 9:25 馬の背ヒュッテに到着。
 
ビール冷えてるって~
とってもそそられるけど、下山まで我慢。
 
馬の背ヒュッテを過ぎると、何やら登山道の両側にネットが。
 
どうやら鹿の食害が深刻のようで、防護柵が施されていました。
 
果てしなく感じる登山道にくたくた。
(まだネット付けてる笑)
 
やっとのことで稜線に出たけど、笑ってしまうくらいガッスガス。
 
ガッスガスの中に仙丈小屋が見えました。
AM 10:30 仙丈小屋に到着。
 
お腹も空いたので、山頂を目指す前にここで昼食にします。
最近よく食べてるカレーメシと怪しいぶっこみ飯(笑)
 
カレーメシは安定の美味しさだね。
ぶっこみ飯は・・・、ないわー。
 
さて。お腹も満たされたので、山頂を目指しましょう。
小屋から山頂までは30分ほど。頑張るぞい。
ザレた登山道が続きます。
 
ちょっとはガスなくならないかなー、女王様ぁ~
 
AM 11:40
願いも虚しく、ガスガスのまま登頂~
 
一瞬青空が見えたりはするんだけどね。
 
藪沢カールを見下ろしながら、小仙丈ヶ岳へ向かいます。
 
仙丈ヶ岳から歩いてきた稜線。
 
ガスってなかったら絶景だっただろうな…
 
PM 12:45 小仙丈ヶ岳登頂
 
私はぐったりですが主人はまだまだ元気なようです。
 
さあ、バスの時間もあるから頑張って下山しましょう。
 小仙丈尾根をひたすら下ります。
 
普段なら得意な下りも、情けないことにもう足がフラフラで
ポーズをとる余裕もありませんでした。
 
PM 14:40  北沢峠登山口に到着~。
 
最終16時のバスにもなんとか間に合いました。
南アルプスの女王様、仙丈ヶ岳
 
山頂からの展望は残念ながらお預けになってしまいましたが、大好きなお山の上で誕生日を迎えることができ、幸せな一日でした。
 

白山 その②

その①からの続きになります。
 
別当出合から約6km。
 
ヘロヘロになりながらも、なんとか室堂ビジターセンターに到着しました。
さて、まずはお参りしましょう。
 
白山比咩神社は、
全国にある白山神社総本宮になります。
 
白山奥宮祈祷殿でお参りして御朱印をいただきました。
御朱印帳は持ってきてないけど。
 
『これから晴れてきますように。絶景が見られますように』とお祈りします。
 
奥宮は山頂にあるのでこの後向かいます。
が、室堂から山頂までは約40分・・・
 
こんなに綺麗な石畳で立派な登山道なんだけど、
ガスガスで山頂も見えないし、疲れから足取りも重くなります。
 
振り返ってみてもガスだらけ。
もう、のそのそと亀スピードでしか歩けない。
でも、そんなヘタレな私に優しい神様は微笑んでくれたのです。
 
なんてことでしょう~~
ガスが晴れて、青空が見えてきたんです。
 
まだまだ急登が続くけど、こうなったら何としてでも晴れてるうちに山頂に行きたい。
 
見上げるとまだあんなに遠いけど。
 
足元に咲く綺麗な花を見ながら、一歩一歩前に進む。
 
そして、ついに奥宮へ到着〜
 
霊峰白山 御前峰に登頂~
 
眺めが素晴らしくて、写真撮る撮る
 
下に見える池は火口湖です。
火口湖、雪渓、高山植物を見て歩く、お池巡りコースってのがあるそうなので、次回は泊まりで来てもっとじっくり散策したいなー。
 
あー、まだまだここにいたい。
 
名残惜しいけど、帰らねば。
 
後ろ髪引かれる思いとは、今まさに思うことだね。
 
振り返ると雪渓が。
またもやガスが出てきました。
 
砂防新道と観光新道の分岐点、
黒ボコ岩まで下りてきました。
 
その近くにあった岩ベッドにてしばし休憩。
 
ガスワールドで何も見えましぇん。
 
でも足元にはかわいい花がたくさん。
 
歩いてると、いきなりまた晴れてくるし、
山の天気は忙しいですね。
 
この観光新道、とにかく距離が長かった、、、
 
そしてやっと樹林帯へ。
 
 
疲れて膝が痛くてもうフラフラなんだけど、
最後の最後に鮮やかなオレンジ色したデカイきのことご対面。
疲労困憊なのに、
その時ばかりは忍者のような俊足で下りてきました(笑)
 
PM 3時20分
 
別当出合登山口に到着〜
 
 
往復約14kmは私にとってはかなり辛かったけど、登山道に多種多様の花が咲き乱れる白山はまさに高山植物の宝庫で、歩いていて楽しかったです。
山頂からの絶景も見れたし、
神様ありがとうございました〜。
 
 

白山 その①

2017年の夏の記録になります。

 

8月11日 山の日。

山の日とは・・・

『山の恩恵に感謝し、自然に親しむ祝日である』
 
 と、いうことで、誕生日山行に引き続き
山の日山行として行ってまいりました。
 
今年で開山1300年を迎える霊峰白山です。
前日は、夜に自宅を出て深夜0時に市ノ瀬駐車場に到着。
この時点で駐車場には既にたくさんの車がありました。
私たちもそのまま車中泊をし、朝4時に起床。
別当出合の登山口まではマイカー規制があるため、
バスで移動しました。
 
AM 5時40分
 
鳥居の前で一礼し入山します。
登拝道って書いてあるし、ここからはもう御神域なんですよね。
なんだか身が引き締まる思いがします。
 
登りは砂防新道を使います。
 
鳥居をくぐるとすぐにあるのがこの全長117メートルの吊り橋。
この吊り橋はまだ新しく、昔あった吊り橋は土石流で崩壊してしまったそうです。
 
吊り橋って何だかワクワクしますよね。
橋を渡ると本格的な登山道に入っていきます。
 
右手に砂防ダムを眺めながらずんずん登ります。
 
どうか山頂から絶景が見られますよーに
それにしても、山の日だからなのか開山1300年だからなのか、
登山者多い!
 
国立公園というだけあって、かなり整備されていて歩きやすく、
危険な箇所もありません。
でも階段が多いのは疲れる、、、
 
AM 7時45分
甚之助避難小屋到着。
 
休憩スペースには綺麗なテーブルと椅子が設置されいるんですが、ちょうど団体さんも到着されたので、とにかく混みあってました。
実は小屋から少し上に登ったところにも、
こんなに広い休憩スペースがありました。
てか、こっちのが空いてて穴場じゃん。
あれあれ?また雲行きが怪しくなってきた。
階段続くよ~どこまでも~
まだまだ急な階段が続きます。
 
かなり上まで登ってきました。
さっきまでいた避難小屋がもうあんなに小さく。
さすがは花の百名山
あちこちにかわいい花が咲いてるので何度も足を止めてしまう。
 
なんか傾いてるけど、室堂まであと2キロ。
まだまだ頑張らなくては。
 
めっちゃ水が流れてきてますが。
ひたすら登ります。。。
 
こんなふうに登山道には高山植物が咲き乱れてるんです。
疲れてるけど、花たちに癒されながら前に進むのだ。
 
AM 9時10分
 
次の休憩地点の黒ボコ岩に到着。
いやーん。ガッスガスじゃん。
 
こんなにデカい岩塊が山頂から火砕流によって運ばれてきたんですって。
室堂まではあと0.9キロ。
もうすぐそこのはず。
そして。
 
さっきまでとはガラッと雰囲気が変わり、長い木道が現れました。
両側には盛りだくさんの高山植物
なんだここは~。
まるで霧の世界に広がる天空のお花畑です。
でもお花はまた帰りに見るとして、とりあえず今は先へ向かいます。
 
AM 9時45分
 
なんとか室堂ビジターセンターに到着~。
そしてガッスガス~
 
果たして、山頂から絶景を眺めたいという私の願いは届くのでしょうか。
その②に続きます。