バースデー山行

2017年8月の記事になります。

 

三十何回目の誕生日。

 

今年はどこかへバースデー山行しようと前々から決めていました。

 

とは言ったものの、う~ん、どこに登ろうかな・・・、
やっぱ富士山
 
でもシーズン真っ只中だから混んでるだろうしな・・・
 
最終的には八ヶ岳南アルプスで迷い、『てんきとくらす』を
毎日チェックし悩んだ結果・・・、南アルプスに決定。
 
台風が接近していたこともあり、ちょっと心配だったけど、
この日なら影響はなさそうです。
 
今回は山小屋には宿泊せず、日帰り登山の予定。
 
全国にある駒ヶ岳の中でも最高峰となる甲斐駒ケ岳か、
はたまた南アルプスの女王と称されている仙丈ヶ岳か、
二つの山のどちらにしようか再び悩みました(笑)
 
 
とりあえずは、AM6時05分のバスに乗るため、
4時に起床し、ホテルを出発。
 
AM 5:35 仙流荘駐車場に到着。
 
さすがハイシーズンの日曜日。
バス停にはすでに長蛇の列ができていました。
予定時刻にちゃんと乗車できるのか心配でしたが、
臨時運行されていたおかげで待ち時間も少なくて済みました。
 
6月下旬から11月上旬まではマイカー規制があり、
登山口のある北沢峠までは50分ほどのバス移動になります。
 
ん~~っ、朝陽が眩しい。
天気良さげなんじゃない?
 
AM 6:50  北沢峠到着。
 
甲斐駒か仙丈か・・・
 
バスの移動中もまだ迷ってました。
甲斐駒ケ岳仙丈ヶ岳も北沢峠に登山口があります)
 
調べてみるとコースタイムと標高差はどちらもたぶん同じくらい。
 
ならば、先日北アルプスの女王様に会いに行ったので、
今回は南アルプスの女王様にご挨拶に参りましょうか。
 
AM 7時 出発
 
最初は苔の綺麗な樹林帯をぐんぐん登っていきます。
 
木漏れ日が眩しいけど、清々しい朝ですな。
登り始めて30分ほどで2合目に到着。
 
前日はしっかり寝たし、なんせ誕生日なので朝からご機嫌です。
傾斜は緩やかだったり急登だったり。
危険な箇所もなく歩きやすいです。
登山道は所々でやや渋滞気味。
 
4合目に着く頃、少~し虫が気になり始めました。
先日のブヨの襲撃がトラウマになりつつあり・・・
 
『ぼうちゅうネット~
これでもう怖いものはありません
なんだか黒子になった気分(笑)
 
でもコレ装着してる人、一人もいなかった。
 
AM 8:30  5合目(大滝ノ頭)
 
ここから小仙丈ヶ岳を経由して山頂に向かう小仙丈尾根ルートと、
藪沢小屋~馬の背ヒュッテ経由で向かうルートに分かれます。
ほとんどの方が展望の良い小仙丈尾根へ向かうので、
私たちは人の少ない藪沢小屋ルートで向かうことにしました。
 
ウサギギク?と、ヨツバシオガマ?なのかなぁ
 
ヤマガラシ?と・・・分かりません
 
高山植物は多種多様で難しいです。
 
上に登るにつれて、だんだんガスが出てきました。
AM 8:55 藪沢小屋
無人の小屋のようです。
 
ここから山頂までまだ2時間もかかるのね
 
AM 9:25 馬の背ヒュッテに到着。
 
ビール冷えてるって~
とってもそそられるけど、下山まで我慢。
 
馬の背ヒュッテを過ぎると、何やら登山道の両側にネットが。
 
どうやら鹿の食害が深刻のようで、防護柵が施されていました。
 
果てしなく感じる登山道にくたくた。
(まだネット付けてる笑)
 
やっとのことで稜線に出たけど、笑ってしまうくらいガッスガス。
 
ガッスガスの中に仙丈小屋が見えました。
AM 10:30 仙丈小屋に到着。
 
お腹も空いたので、山頂を目指す前にここで昼食にします。
最近よく食べてるカレーメシと怪しいぶっこみ飯(笑)
 
カレーメシは安定の美味しさだね。
ぶっこみ飯は・・・、ないわー。
 
さて。お腹も満たされたので、山頂を目指しましょう。
小屋から山頂までは30分ほど。頑張るぞい。
ザレた登山道が続きます。
 
ちょっとはガスなくならないかなー、女王様ぁ~
 
AM 11:40
願いも虚しく、ガスガスのまま登頂~
 
一瞬青空が見えたりはするんだけどね。
 
藪沢カールを見下ろしながら、小仙丈ヶ岳へ向かいます。
 
仙丈ヶ岳から歩いてきた稜線。
 
ガスってなかったら絶景だっただろうな…
 
PM 12:45 小仙丈ヶ岳登頂
 
私はぐったりですが主人はまだまだ元気なようです。
 
さあ、バスの時間もあるから頑張って下山しましょう。
 小仙丈尾根をひたすら下ります。
 
普段なら得意な下りも、情けないことにもう足がフラフラで
ポーズをとる余裕もありませんでした。
 
PM 14:40  北沢峠登山口に到着~。
 
最終16時のバスにもなんとか間に合いました。
南アルプスの女王様、仙丈ヶ岳
 
山頂からの展望は残念ながらお預けになってしまいましたが、大好きなお山の上で誕生日を迎えることができ、幸せな一日でした。